第12章 ピスタチオ fromショコラ
「きゃう…ぅ…」
また動けなくなった。
おっきくなっちゃった…どうしよう…
「苦しいのか?なあ…答えてくれよ…」
おおのさん…くるしいよお…
ゆっくりと身体を起こされた。
そのままベッドに仰向けに寝かされる。
動けないから、されるがままだった。
「ニノ…」
大野さんの手が、俺の頬を包んだ。
「きゃんっ…」
もう、それだけで気持ちいい。
どうしようもなかった。
息が乱れて、上手く呼吸ができない。
「どうした…なあ…」
困った顔をしてる大野さんの手を取った。
ごめん…もう、我慢できない…
その手をそっと導いた。
「あ…え…?濡れてる…?」
恥ずかしさも、もう突き抜けた。
触って…お願い…大野さん…
「ニノ…おまえ…」
「きゃう…」
大野さんの手を、ぎゅっと自分に押し付けた。
ああ…もう、堪んない…
腰が勝手に動いて、大野さんの手に擦り付ける。
さっきの比じゃないくらいの快感が何度も突き上げてくる。
「ニノ…苦しい?」
うん…苦しい…楽にして…?お願い…
大野さんの目を見つめると、真剣な顔で見つめ返してくれた。
「ごめんな…触るよ?」
中心に触れていた手が、俺を握り込んだ。