第12章 ピスタチオ fromショコラ
今までは…楽屋だったりしたから、誰かが止めてくれたけど…
ここは大野さんちで、今はプライベートで…
誰も居ない…
俺達のほかは、ここには誰も…
「きゃう…ん…」
苦しいよぉ…
でも、ここで大野さんに飛びついたら、もう自信がなかった。
俺、犬に取り憑かれてるのをいいことに、大野さんになにしちゃうか…
なんとか手足を動かして、ちょっとでも大野さんから離れようと動き出した。
「ニノっ!?ちょっと待って…動くなって…」
「くう…くぅん…」
大野さんが俺の身体を抱きとめた。
だめっ…
大野さんの腕を振りほどこうと、身体を捩った瞬間、布で中心が擦れて、とんでもない快感が身体を突き抜けていった。
「きゃうんっ…」
身体がびくんっと跳ねて、俺…
イっちゃった…
「ニノっ!?ニノっ…?」
やだあ…見ないで…
涙がボロボロこぼれてくる。
こんな恥ずかしい姿、見られたくない…
必死で身体を丸めて、大野さんの目に触れないようにする。
「どうしたんだよ…顔、見せろよ…」
やだっ…見ないでっ…
とろり、ぱんつの中で俺の出したのが中心を伝っていく。
またそれが刺激になって、気持ちよさがお腹を走っていく。