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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ fromショコラ


寝かせてもらったお陰か、なんだか身体がすっきりしていて。
いつもより調子が良かったかもしれない。

「あんま飛ばすな」

潤に言われたけど、飛ばしてるつもりなんてなかった。

「大丈夫だよお…もう元気だから」
「今日2本撮りなんだから、無茶すんなよ」
「わかってるって」

1本目の撮りが終わって楽屋に一旦引き上げると、潤が体温計を出してきた。
渋々測ったら、37度まで下がってた。

「やっぱりまだ熱あるから…とりあえず終わったら病院だな」
「えー…」
「マネー…ニノまだ熱あるからさー…」

潤がまたマネージャーにチクった。

「ええ、病院手配してありますから…」
「えっ」
「二宮さん…今倒れたら罰金ものですよ…?」
「ちえーっ…わあったよっ…」

突然、ばさっと頭から何か振ってきた。

「はひゃっ!?」

この匂い…

大野さんのパーカーだった。

「えっ…なに!?」

後ろを振り返ったら、ぶすっとして大野さんが立ってた。

「…そんな薄着だから風邪ひくんだろ…」
「でも…」
「いいから着てろ」
「わかった…」

なんか怖い顔するんだもん…
大野さんの匂いのするパーカーを羽織った。

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