第2章 グレイscene3
なにしてんだ…こいつ…?
「ふふ…こんなの起きてたら殴られるからできないし…いいよね…」
ぶつぶつ言いながら俺の下半身を弄んでる。
「和…俺、おっきくなってきちゃった…どうしよう…」
だんだんあいつの息が荒くなってくる。
でも俺は寝たふりをしてしまった手前、どうすることもできないなあ…
いきなり尻にごりっとあいつのじゃじゃまるくんが押し当てられた。
じゃじゃまるくんは俺の尻の割れ目をすりすりと動いている。
こいつ~…
なにしやがんだ…
「和のお尻の肉、やわらかいね…」
耳に息を吹きかけるような近さであいつが囁いている。
「俺…挿れたいかも…」
思わずパチっと目が開いた。
「うわっ…」
後ろに居た熱っつい身体はその声とともに、ベッドの下へ落ちていった。
「あんだぁ…?」
「かっ…和…いつから起きてたの!?」
「てめえ…なに俺のこと弄んでるんだよ…」
「いっ…いやっ…そんなつもりないっ…」
「散々遊んどいて、挿れたいってどういうことだよ…?」
「だっ…だからそれもその…えっと…」
もじもじとベッドの下の床を人差し指でなぞっている。
「たまには…俺だって男だし…挿れたくもなるよ…」
「はっ…そんなのどっかで女でもひっかけてこいよ」
「和…ひどい…」
しまった。
みるみるつぶらな瞳に涙が溜まって、溢れ出しそうになった。