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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第2章 グレイscene3


「翔、くんが…かっこ良すぎて…見れない…」
「えっ…」

ちらっと翔くんを見たら、固まっている。
もう…言わなきゃ良かった。
恥ずかしすぎる…

「ごめん…」
「…なんで謝るんだよ…」

いきなり俺の中から指が抜けていった。

「ひゃっ…」

ぐいっと腕を引っ張られて、翔くんが俺を引き起こした。

「なにバカなこと言ってんだよ…」

低い、低い声で俺の耳元で囁いた。

「ご、ごめんなさい…もう、言わないから…」
「だからなんで謝るんだよ!」
「えっ…」
「もう一回、言えよ」
「しょ、翔くん…」

翔くんは俺の頬に手を添えた。
そのまま、翔くんの顔がゆっくりと近づいてくる。

「言え」

唇から、赤い舌がちらりと覗いて俺を誘う。

「翔くんが…格好良すぎて…見れない…の…」

翔くんの舌が出てきて、唇を舐めていった。
そのままふっくらとした唇が、俺の唇に押し当てられた。

「いい子だ…潤…」

ちゅっちゅっと音を立てて、翔くんが俺にキスをくれる。
優しい優しいキス…
嬉しい…

翔くんの首に腕を回して、どこかへ行ってしまわないように引き寄せた。

「翔くん…もっと…して…?」
「やめろって言ってなかった?」
「キスなら…いくらでも欲しい…」
「わがままな奴…俺のココ、どうしてくれんだよ…」

そう言って握らされた翔くんの熱。
キスをしながらきゅっと握って、翔くんの好きなようにしてあげた。
男らしく閉じられたまぶたにキスをすると、俺の手に翔くんは欲を吐き出した。
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