第2章 グレイscene3
「んっ…あぁ…」
「感じた?潤…」
「う…ん…」
「もっと感じろよ…」
翔くんの指が後ろの口をなぞって行く。
さっき翔くんの出したものが、とろりと中から溢れだした。
「…やらしい…潤…」
「だって…いやっ…そんなこと言わないでぇ…」
勃ちあがってしまった俺を握りしめて、翔くんは微笑んだ。
ゆっくりと扱き出すと、指がまた俺の中に侵入してきた。
「うっ…あぁっ…しょ、くんだめぇ…」
「ふ…だめなの…?こんなに締め付けてんのに…」
「だって、お願い…ちょっと休ませて…?」
「だめだ」
俺の中をかき回すように翔くんの指が動く。
時々掠めていくそこの感触に、体がビクビクと跳ね上がってしまう。
「ふ…お前の口より、こっちの口のほうが素直だな…」
「も、ホント…お願い…」
「だめだ」
「なんでそんな強引なのぉ…」
「欲しいからだ、お前が」
枕を両手で握りしめてなんとか衝撃に耐える。
俺の腰を高々と持ち上げると、翔くんは俺に見えるようにそこに指を入れた。
「ほら…見える…?こんなに簡単に指を飲み込むようになったよ?」
ぶるっと体が震える。
指を突っ込んでる翔くんが色っぽすぎて、見ていられない。
前髪を汗で濡らして、その先からは綺麗な雫がぽたりぽたりと落ちている。
その首筋に流れる汗まで、翔くんの色気を引き立てていた。
「…こっち見ろよ…なに目つぶってんだよ…」
からかうように言ってるけど、違う。
恥ずかしいんじゃない…
翔くんが眩しすぎて見れないんだよ…