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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第2章 グレイscene3


こうなったら雅紀を止められる者は誰も居ないとは思うんだけど、無駄な抵抗をしてみる。

「まー…仕事、響くからさ…家、帰ってからにしよ?」
「だめ…今がいい…潤は俺のもの?」
「えっ…あたりまえじゃん…」

そう言ったら、俺の手の中の雅紀がぐんっと大きくなった。

「っ…あぁ…潤…俺も、潤のものだからね…?」
「まー…」

だんだん雅紀の頬に赤みが差して、潤んだ目が俺を捉えた。

「言って…?潤…」
「まー…雅紀は、俺のもの…」
「んっ…あぁっ…もっと言って…」
「雅紀は…俺のもの…」

ぐいっと腰を持って引き寄せた。
雅紀を扱きながらキスをすると、俺の手には雅紀の雫がまとわりついた。

「あぁっ…いい…キモチイイよぉ…潤…」
「雅紀も、手の動きいやらしくてキモチイイよ…?」
「…もっと…」
「え?」
「もっと俺のこと好きになって…?」
「…好きだよ…好きに決まってんじゃん…」
「もっと!もっと欲しいよ!潤!」

もう付き合って何年になるだろう。
雅紀は飽きもせず、俺のことずっと同じ情熱で愛してくれる…
応えたいと思う。
そしてそれ以上に愛したいと思う。

「オレの愛、足りない…?」
「違う…そうじゃない…」
「じゃ、どういうことなの…?」
「…もっと、セックスしたい…」

雅紀は真っ赤になって、顔を両手で隠してしまった。

「潤と…繋がっていたいんだもん…」
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