第2章 グレイscene3
雅紀をぐいっと引き寄せて服を脱がせた。
自分も脱ぐと、床に二人で向かい合わせで座り込んで、お互いの中心を握って扱きあった。
「潤…好き…」
「雅紀…好きだよ…たくさんシようね…?」
「うん…嬉しい…」
キスをしながらお互いの気持ちを確認した。
ゆっくりと二人で床に寝転がって見つめ合った。
「愛してる…」
「…ホント…?」
「嘘なんか言わないよ…」
「もう一回言って…」
「愛してるよ…雅紀…」
「俺も…愛してる…潤…」
ぎゅっと二人で抱き合うと、お互いの中心を雫が纏う。
そのまま雅紀が俺の左足を抱え上げた。
ぬるぬると後ろの口に雅紀をあてがうと、ほぐすように腰を動かした。
「ね…もう挿れていい…?潤」
「あぁ…いいよ…ゆっくりね…?」
額に汗をかきながら、ゆっくりと雅紀は俺の中に入ってきた。
「んうっ…雅紀ぃっ…」
「じゅんっ…あっ…やばっ、も、出そうっ…」
「い、いいよ?」
「だ、だめだよっ…そんなっ…」
俺はちゅっと雅紀にキスした。
「そしたら滑りが良くなるよ…?でも雅紀が復活するまで、俺が雅紀の中に入っていい?」
「潤…」
「俺だって、雅紀とずーっと繋がって居たいんだよ…?」
「…うんっ…嬉しい…嬉しいよぉっ…」
雅紀は泣きながら俺の中で弾けた。
出したものをそのままに、今度は俺が雅紀の中に、雫を塗り付けて入った。
「はぁっ…あっ…潤っ…」
ぎりっと俺の肩を掴むと、雅紀は俺の首筋に顔を埋めた。
水音を立てながら、首筋のラインを舌で舐める。
そのまま手を乳首に当てると、輪郭をなぞるように愛撫する。
「そんな一遍にしたら…イっちゃうよ…?」
「あっんっ…いい、よっ?出して?俺の中に…」
「…もったいない…」
「まだ…一時間あるから…」
ちゅっと俺の唇に、かわいい雅紀がキスをした。
「雅紀…かわいい…」
きゅっと雅紀の中が俺を締め付けた。
「かわいいよ…雅紀…俺の雅紀…」
「じゅぅん…」
雅紀が俺にしがみついて離れないから、俺はずっと雅紀の中に居た。
幸せで幸せで。
こんなにお互い想い合っていて、溢れそうなことが幸せで…
ぎゅうっと細い体を抱きしめて、たくさんたくさんキスをした。
「雅紀…一緒に暮らそうか」
「えっ!?」
この日、俺達はカレカノから一歩ランクアップした。
【END】