• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


「あっ…あ…ね、欲しいよ…欲しい…」

普段、こんな甘えることはできないけど…
でも今は…想像の和也におもいっきり甘えたい。
低い音で俺の耳元をくすぐる和也の声。
乱暴に俺のこと貫く和也の撓る身体。
そのどれもが俺の頭の中なんだから、今は…
思い切り甘えたい。

「もっと…抱いて…」

声が掠れるほど、感じてる。
長く触れ合えなかったから、肌が恋しい。

「和也…抱いてよ…抱いて…」

動かす手がだんだんと早くなる。
もう絶頂を迎えそうだ。
想像の中の和也の動きも早くなる。

「あっ…あっ…あ、和也っ…」
「なんだよ」

やけにリアルな声…

「ちょうだいっ…欲しいっ…」
「一人でヤってんじゃねえかよ…」
「えっ…」

目を開けると、背もたれから俺を覗き込む和也の姿。

「え…今日てっぺん超えるんじゃ…」
「撮れ高充分で、早めに撤収でした」
「ふ、ふうん…」

慌ててバスローブで前を隠したけど…
もう、遅いよね…?

「…で?なにしてたの?大奥見ながらオナニー?」

わかってんじゃん…聞くなよ…

「ごめん…」
「なんで謝るの?しょうがないでしょ。溜まってたんだから」

そういいながらも、声が怒ってる。
怖いのは…

顔は笑ってる…んだよね…

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp