第11章 グレイscene4
そういうとニノはばさっとバスローブを脱いで下に落とした。
俺のバスローブも下に落とすと、にこっと笑った。
どくんと心臓が大きく跳ねた。
「どうしたの?」
「えっ…いや…」
おかしい…なんかすっごく可愛く見えた…
「あ…もう元気になってる…ふふ…口ではいろいろ言うけど、身体は正直なんだね…翔…いや、相葉さん…」
「あ…やめろって…」
笑いながらニノは俺(正確には翔ちゃん)と自分のを握りしめて、ゆるゆると扱きだした。
「あ…ねえ…俺ももう気持ちいい…」
「ニノ…」
こんなニノ、見たことない…
20年一緒にいるけど、こんな色っぽくて可愛い声を出すニノなんて見たことなかった。
「相葉さん…こんな俺、嫌…?」
「えっ…」
「相葉さんがノーマルなのわかってるけど…でも俺っ…」
ああ…プレイに入ってるのね…
えっと…このままだと俺…
ニノとヤるの!?
「あっ…その!えっと!…俺っ…うああああっ」
いつの間にかニノは俺の足の間に移動して、俺を咥え込んでる。
ぬるりとして熱い口の中で俺は震えた。
「やべえって…ニノっ…」
「俺…相葉さんのこと、ずっと好きなんだよ!」
「えええっ…!」