第11章 グレイscene4
そして今に至る。
どうやら俺と翔ちゃんは身体が入れ替わってしまったらしい。
鏡をみた俺達は衝撃を受けた。
だが、誰に言っても信じてもらえなくて、それぞれ俺たちは連行されて自宅に帰ってきた。
そしてベッドに座る俺の傍らには…
ニノが居る。
「今日、収録終わってからおかしいよ…?どうしたの?」
「い、いや…だから俺は相葉なんだって!」
「しょうがないなあ…いいよ。今日は相葉さんで…」
「えっ…」
「今日は翔ちゃんが相葉さんっていう設定ね?」
「ニノ…だから…」
「俺はニノのまんまでいいの?大野さんとかにならなくていい?」
「なっ…なんでリーダーなんだよっ!」
「Jとか?」
「いっ…いい。お前はお前でいいから…」
「んふ…じゃあ、ちょうだい?」
そう言ってニノは俺の首に腕を巻き付けてきた。
「い、いや…ちょっと…」
「なあに…?」
「あの…だから…」
「あっ…そっか!相葉さんはノーマルだもんね。設定こだわるね。翔ちゃんは…」
クスクス笑いながら、ニノは俺のバスローブを脱がした。
「大丈夫…俺が全部してあげるからね…相葉さんは寝てればいいから…」
「えっ…寝てるって…」
「俺が上になってあげるからね…」