第10章 だいだい
「すげえ…和也、こんな感じるんだ…」
「いやっ…こわい…なにこれ…」
「こわくない…大丈夫…」
腰を打ちつけながら、翔が耳元で甘く囁く。
「凄いね…和也…昨日までバージンだったのに…」
「あ…いやぁ…そんなこと言わないで…」
「こんなスケベな身体してるんだ…」
「言わないでっ…翔のばかぁ…」
両手で肩を掴んで、ぎりっと握りしめる。
「っ…スゲ…」
また腰を抉るように打ち付けられて、さっきの刺激がくる。
「もうっ…やだぁっ…」
中心をこする手の動きが早くなる。
翔の動きも激しくなってきて、限界がくる。
「も、イっちゃう…ねえっ…」
「ああ…すげ…も、俺も…」
「一緒に…一緒しよ?」
「ん…和也、一緒しような…」
「翔っ…ああっ…気持ちいいっ…」
身体がビクビクして止まらない。
もっと翔が欲しい。
もっと身体の奥に感じたい。
真っ白な光の差し込むリビングがもっと白くなる。
「あっ…ああっ…ちょうだいっ…翔っ…」
「くっ…あっ…和也っ…イクっ…」
翔が俺の身体をぎゅううっと抱きしめた瞬間、真っ白な光が頭の中にまで差し込んできて、そして消えた。
翔…愛してるよ…