第8章 いつも貴方がいた -nosa version-
「翔くんさー…」
収録の前、衣装に着替えている時だった。
潤が呆れたように話しかけてくる。
「な、なんだよ!今日はキスマークついてないだろ!?」
「キスマークは、ね」
冷ややかな目で、翔さんの裸の背中を見ている。
「え…?なんだよ?」
「あっ///」
慌てて翔さんの後ろに回った。
「ああああああ…」
「カズ!?どうしたんだよっ//」
「い、衣装着れば大丈夫だから、ねっ!?」
「だから、なんだよ!」
爪の跡…くっきりと傷になってる…(yωy*)
恥ずかしいっ…
「今日の翔くんの衣装、タンクトップだよね…?ジャケット脱がないように気をつけてよ…?」
全く、帰国早々なにしてんだか…というつぶやきを残して潤は楽屋を出て行った。
後に残った大野さんと相葉さんが、あっけにとられてこっちを見ている。
「み、見るなっ!///」
「そおんなこと言われてもねぇ…リーダー(o゚▽゚)o」
「んー…こっから見てもはっきりわかるよ!(*´ェ`*)」
「うっそ!」
慌てて大野さんの隣に座ると、翔さんの背中についた傷ははっきりと存在を主張していた。
「あわわ…」
「ふふっ…」
大野さんは笑うと、俺の耳元に口を寄せた。
「昨日の夜は激しかったんだね?」
「ばっ…ばかっ」
昨日の夜どころか…さっき…だわっ///