第2章 グレイscene3
無事にリハが終わると、小瀧が今日無理となってバラけた。
智はあいさつもそこそこ、俺の腕を引っ張って楽屋に入った。
マネージャーを追い出して、鍵を閉める。
そのまま俺をソファに押し倒した。
「かず…抱いて…?もうがまんできない…」
自らスーツを脱ぎ捨てていく。
その姿はとても淫靡だった。
俺はネクタイをぐいと引っ張った。
口を開けて智の唇に吸い付くと、激しいキスをした。
「ふぁっ…かずな…り…」
「智…お前、スーツよく似合うね…」
「あっ…ん…ほんと?」
「やらしいよ…お前…俺、ちんこ勃ったもん」
「嬉しい…和也…」
智の黒髪をそっと撫でてやると、本当に嬉しそうに智は微笑んだ。
「智、ストッパー見せてごらん?」
智は恥ずかしそうにしながら、でも頷く。
ゆるゆるとTバックを脱いで、ソファに手をついて俺に尻を向ける。
そこには卑猥に智を押し広げるストッパーが見えた。
両手で双丘を持って、そこを押し広げると、それはゆっくりと俺の方へ落ちてきた。
「智…落ちてくるよ?」
「あんっ…だって、かずっ…」
慌てて手で押さえて、落ちないようにする手を抑えこんだ。
「な、にするの…?」
「いい眺めだから、見てる」
「やっ…やだああっ…和也っ…」
とうとう、智は泣きだした。
でもその顔が可愛いから、ずっと泣かせておいた。