第2章 グレイscene3
「おねが…ぃ…意地悪…しないでぇ…」
「意地悪じゃないよ…だってかわいいんだもん…」
ずるりと智からストッパーを抜き出して、そこに舌を這わせる。
「ああっ…かずなりっ…かずなりっ…」
背中を撓らせて、智は快楽を体中で表現する。
「気持ちいいの?」
舌で蕾をつつきながら言うと、智は震えた。
「いい…凄く…キモチイイ…」
じゅるりと唾液を口に溜め込み、舌に乗せて更にそこを舐めた。
卑猥な音を立てながら、ソコは俺を受け入れる準備ができていった。
「かず…挿れて…?」
潤んだ目で俺を見上げる智の前に、ずるりと剥き出しの俺の中心を差し出した。
智は舌を出すと、俺の中心を咥え込んだ。
「湿らすだけでいいからな?」
すぐに智は唾液を俺に塗りつけるように舐めしゃぶった。
「もう…お願い…和也…」
智はソファに寝転がると、自ら両足を抱え上げた。
「スケベ」
「あ…それでもいい…欲しいよぉっ…」
智の蕾に俺を押し当てると、一気に中に進んだ。
「ああああああっ…」
智の先から白濁が勢い良く飛び出した。
そのまま智は気を失ってしまった。
俺は智を揺さぶりながら絶頂を迎え、智の顔に白濁を吐き出した。
「ああ…気持ちよかった…」
鼻歌を歌いながら智の体を綺麗にすると、きちんと洋服を着せた。
「好きだよ…智…」
まだ気を失ってる智の頬にキスする。
「他の誰にも…お前のこと触らせたくないんだよ…」
そう言って、智の左手の薬指に指輪をはめた。
これは、俺のものだっていうしるし。
拘束。
束縛。
「今度どっかフラフラ行ったら…殺すからな…?」
指輪のはまった指にキスをして、俺は智を抱きしめた。
好きで…好きで…
たまらない。
どうか俺の手の中にいてよ。
「離さないよ…?智」
【END】