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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第8章 いつも貴方がいた -nosa version-


その時、かずなちゃんがくすっと笑った。

「おまえ…起きてるだろ?//」
「バレた…?」
「バレるに決まってんだろ!」

は、恥ずかしい…←自覚あったんだ…
いつから起きてたんだ!

慌てて息子を仕舞うと、かずなちゃんは不満そうな顔をした。

「パパ…」
「やっ…やめろって…恥ずかしい」
「ノリノリだったくせに…」

かずなちゃんは魔性の女だった…

「翔…おかえり…」

今度は潤んだ目で見つめてきた。

「カズ…おいで…?♡」

がばっと起き上がって、カズは抱きついてきた。

「翔っ…寂しかったっ…」

えらい素直で面食らった。
でも、凄い嬉しい…!//

「ごめんな…寂しい思いさせて…」
「ううん…ごめんね。出発するとき…」
「いいんだよ…俺が悪い…」

潤んだ目から、一筋の綺麗な涙が落ちた。
それを指で拭って、俺は唇を寄せた。

「キス…して…?」
「翔…」

カズは身体を上げて、ちゅっとキスをくれた。

それだけで…
俺は満たされた…

「ありがとう…俺の奥さん…♡」

ぎゅっと抱きしめると、カズも俺の身体に腕を回して抱きついた。
二人でぎゅうっと抱きしめ合っていると、本当にしあわせだった。

いつまでも…こんな時間が続いたらいいな…

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