第8章 いつも貴方がいた -nosa version-
「あ~…明日スタジオでよかった…」
日本新発見のロケだったら死んでたな…
そう思いながら髪を乾かし、用意してあったパジャマを着込んで寝室へ向かった。
キングサイズのベッドにしあわせの塊がいた。
「カズ…//」
起こさないよう小さく呟きながら、カズの寝顔を覗きこむ。
俺の枕をだっこして、顔を埋めるようにして寝てる。
寂しかったのかな…
そっと枕を取って、カズの腕の中に身体を滑りこませた。
頭の下に腕を通して、そっとカズの身体を抱きしめた。
「ん…?」
なんか、変だ。
いつも着てるパジャマの手触りじゃない。
タオルケットをそっとめくると…
「えっ…//ちょ、これ…」
ロンパース着てるっ…
キャンディー柄のすっげーかわいいロンパース…!
「これかっ!赤ちゃん来るって!///」
思わず顔が真っ赤になる。
夏用の七分のロンパースを大人サイズにしたものだ…
どこでこんなもの買ったんだ…おい…
でも…
かわいい…♡
すやすや眠る顔は、まるで本当に赤ん坊のようで…
ちょっと笑ったみたいな唇に思わず唇を重ねた。
「んにゃ…?」
ちょっと身じろぎして、カズが目を開けた。