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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第8章 いつも貴方がいた -nosa version-


「あ~…明日スタジオでよかった…」

日本新発見のロケだったら死んでたな…
そう思いながら髪を乾かし、用意してあったパジャマを着込んで寝室へ向かった。

キングサイズのベッドにしあわせの塊がいた。

「カズ…//」

起こさないよう小さく呟きながら、カズの寝顔を覗きこむ。
俺の枕をだっこして、顔を埋めるようにして寝てる。

寂しかったのかな…

そっと枕を取って、カズの腕の中に身体を滑りこませた。
頭の下に腕を通して、そっとカズの身体を抱きしめた。

「ん…?」

なんか、変だ。
いつも着てるパジャマの手触りじゃない。
タオルケットをそっとめくると…

「えっ…//ちょ、これ…」

ロンパース着てるっ…
キャンディー柄のすっげーかわいいロンパース…!

「これかっ!赤ちゃん来るって!///」

思わず顔が真っ赤になる。
夏用の七分のロンパースを大人サイズにしたものだ…
どこでこんなもの買ったんだ…おい…
でも…

かわいい…♡

すやすや眠る顔は、まるで本当に赤ん坊のようで…
ちょっと笑ったみたいな唇に思わず唇を重ねた。

「んにゃ…?」

ちょっと身じろぎして、カズが目を開けた。

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