第8章 いつも貴方がいた -nosa version-
「え?なに?」
『セックス…しよ?』
「ええっ…な、何いってんの!?」
『電話でもできるだろ?ホラ、準備して?』
「嫌だよそんなっ…したことないもん!///」
思わずスマホを持っている手が震える。
だってこれ、国際電話だし…
通話料どんだけになるのよ!←芸能人のくせにケチ
『カズ、Mac立ち上げて?』
「え?なんで?」
『いいから、早く!』
リビングに置いてたMacを起動させる。
『Skype立ち上げてね?イヤホンマイクつけてね?』
「ちょ、ちょっと待ってよぉ///」
次々と出される司令に、頭がストップした。
言われるがまま、タオルとかティッシュとか…
ローションまで…用意した。
めちゃめちゃやる気じゃねえかよ…俺…///
『準備出来た?』
「うん…」
『じゃあSkypeに切り替えるね!』
通話が終了した。
すぐにパソコンから着信の音が聴こえた。
身体がびくっと震えた。
それに…なんか熱くなった。
イヤホンマイクを着けて、マウスで通話ボタンを押す。
「もしもし…」
『あ、カズ…見えた♡』
「えっ…なに!?」
『Macのカメラ…ばっちりカズの顔見えるよ?』
「えっ…俺んとこ、翔みえないよ?」