第7章 ショコラscene3
結局、個人の撮影を終わらせて解散になった。
集合は今回はなしになった。
表紙になる予定だったけど、そこは上手く合成するということで話はついたようだった。
皆が着替え終わった楽屋は雰囲気が暗くて…
どうしていいかわからなかった…
「あの…私のせいで…ごめんなさいっ…」
「翔ちゃん…」
「ほんと、迷惑かけて…」
「いいって…気にするなよ…翔くん…」
「だってっ…私っ…」
潤が私の方へ歩いてきた。
「翔くん…わざとじゃないし…誰のせいでもないから…気にすんなよ、な?」
どっきーん
心臓が苦しい。
潤ってこんなにまつげ長かったっけ…
なんて綺麗な目をしてるんだろう。
「そうだよ…翔ちゃん。気にしないでくださいよ…我々は全く問題ないんですから…」
ニノが私の肩を抱いた。
どっきーん
に、ニノってこんなに色っぽかったっけ?
なんだろ…その首筋の色気…
顎のほくろがそれを引き立たせてる。
「やっ…」
顔が真っ赤になったのがわかって、慌てて手で顔を隠した。
「うわ…」
「こりゃ…やばいわ…」
潤とニノが雅紀に向き直った。
「大丈夫なの?相葉さん…」
「もう、負けそうだよ…俺…」