第7章 ショコラscene3
雅紀の手が俺の頭を引き剥がそうとする。
でも俺は食らいついて離れなかった。
「雅紀…お願い…翔のお口にちょうだい…?」
「えっ…あっ…ちょっ…吸わないでっ…」
「んっ…はむっ…」
「しょっ…翔ちゃんっ…あああっ…だめぇっ…」
雅紀の身体がぶるるっと震えたかと思うと、俺の口の中に美味しい味が広がった。
「んっ…こぷっ…」
「ごっ…ごめんっ…翔ちゃんっ…あぁっ…止まらないよぉっ…」
たくさん、たくさん雅紀は私の口の中に出してくれた。
嬉しいよ…雅紀…
びくんびくんと雅紀の脈動を唇で感じる。
舌を這わせて、もっともっととねだると、たくさん私の口に雅紀が広がった。
「ん…ぷ…」
「ごめん…いっぱい出ちゃった…」
「ううん…美味しかった…雅紀…」
「翔ちゃん…」
「もっと…ちょうだい…?」
私はズボンを脱いだ。
そのまま廊下に寝転がると、雅紀に向かって足を広げた。
「ここに…ちょうだい?」
「翔ちゃん…」
がばっと雅紀が私を抱きしめた。
「翔ちゃんっ…どうしようっ…翔っ…」
「え…?どうしたの?雅紀…」
「戻ってきてっ…翔ちゃんっ…お願いっ…」
「なんで…?私は翔だよ…?」
雅紀が私を抱きしめたまま、泣いた。