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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第7章 ショコラscene3


真剣な目が俺を見てる。
ゆっくりと身体が廊下の壁に押し付けられる。
心臓、うるさい。

「翔くん…」

ゆっくりと、智くんの唇が近づいてくる。

「えっ…やっ…ちょっとっ…」

慌てて身体を押すけど、力強くて避けられない。
目の前まで、智くんの顔が来た瞬間…
なぜだかわからないけど、目を閉じた。
まるで、智くんからのキスを待ってるみたいに…

「翔くん…」

突然、またぎゅっと抱きしめられた。

「あっぶねー…」
「えっ…えっ…」
「俺まで引きずり込まれるとこだった…」
「えっ…?どういうこと…?」
「多分、翔くんに憑いてる人のせいだと思う…ごめんね?」
「あ…うん…」

心臓まだバクバク言ってる…
勝手に腕が、智くんの背中に回った。
ぎゅっと智くんを抱きしめると、また心臓がうるさい。

「あー…そういうことか…俺、今…女の気持ちなの?」
「そ、そういうこと…」

智くんがまた、俺をぎゅっと抱きしめる。
そのまま背中を手が這って行く。

「あ…だめ…」
「ほら…こんなので感じてる…」

腰のラインを智くんの手が辿って、お尻までいく。
そっとお尻をなでられると、全身に鳥肌が立った。

「う…あ…」
「ほらね…女の子みたいだよ?」

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