第1章 ミントscene2
じゅぶじゅぶ音を立てる。
翔くんの立てる音と、和也の立てる音が部屋の中に響いてる。
「にゃ…にゃ…」
舐めながら俺の猫は、俺を見上げて妖艶に誘いこむ。
早く挿れたい衝動を、必死で我慢する。
「和也、もう欲しい…?」
俺を口に挿れながら、和也はこくんと頷いた。
「じゃあやるから、寝転がれよ」
和也はころんと寝転がって、猫みたいにきゅって足を縮めた。
股をひらいて、しっぽを見せつけるように。
俺はプラグを掴むと、するりと取り出した。
「にゃっ…智、早くっ…」
がばっと覆いかぶさると、そのままずぶりと和也の中に入った。
「ああっ…翔ちゃん俺も…もう欲しいよぉっ…」
隣で翔くんが起き上がって、雅紀のプラグを抜き取った。
完全に余裕のない顔をして、翔くんは雅紀の中に入った。
「あああっ…雅紀っ…おまっ…いつもより締まるっ…」
「翔ちゃっ…翔っ…」
それを横目で見ながら、俺は俺の和也の中をグリグリと抉るように腰を動かした。
「にゃああっ…しゃとしっ…」
手を猫みたいに丸めながら乱れる和也が、たまらなく淫らで。
俺を見つめる目は、妖しくて。
「お前…最高だよ…」
耳元で囁いて、ぎゅうっとその身体を抱きしめた。