• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第1章 ミントscene2


「翔ちゃん…」
「遅くなって、ごめん…」
「翔ちゃぁんっ…」

雅紀が起き上がって、翔くんに抱きついた。
わんわん泣いてる雅紀を、翔くんはふんわりと笑いながら抱きしめている。

「俺も…俺もっ…翔ちゃんのことが大好きですっ…」
「うん…うん…ありがとうな…雅紀…」

なんだこれ。
お前たちはいいだろうけど、俺たちどうなるんだよ…
呆然としてたら、和也が笑いながら俺に抱きついてきた。

「和也…」
「智…やっと終わったね…」
「え…お前、怒ってないの?」
「ふふ…怒ってるように見えた?」
「見えた…」
「ありがとうね。協力してくれて…」
「な、なんだよーーーーーーー」

一気に脱力してたら、和也がくっくと笑った。

「怒るわけ無いじゃん…ちゃんと智が俺のこと好きなの知ってるよ?」
「さすがだよ…お前の演技は…」
「でも、智…」
「ん?」
「俺、やきもちは妬くからね…?」

そういうと、極上の笑顔を見せた。

「キス…」

そう言って目を閉じた。
誘われるがまま、唇を重ねるとがりっと唇を噛まれた。

「いった…」

和也はそのまま俺の血を舐めとった。

「もっと…欲しい…」
「和也…」
「もっと俺の中を智でいっぱいにして…?」
/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp