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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第5章 ロザリオ


そっと俺の胸に手をついて、翔くんは起き上がった。
俺の腰に跨ると、俺の中心を握った。
ぬるっとした感覚に思わず腰を引いてしまう。

「なに…翔くん…?」
「潤…」

翔くんが腰を持ち上げ、俺の中心を自分の蕾へ押し当てた。

「翔くんっ…!?」
「何も考えるな」

ゆっくりと、翔くんに飲み込まれていく。

「あ…ああ…翔くんっ…」
「っく…潤…」

狭くてぬるぬるする中を…翔くんの中を入っていく。
ゆっくりゆっくりと翔くんが迎え入れてくれる。

「ああ…そんな…翔くん…なんで…?」
「なにも…言うな…っあ…」

根本まで翔くんに埋まると、部屋の中にはお互いの荒い息遣いしか聞こえない。

「頭の中、からっぽにしてろ…」

そのままゆっくりと翔くんは動いた。
翔くんが俺の上で揺れ動くのを、ただ俺は眺めていた。
言うとおり、頭のなかをからっぽにして。
美しい翔くんを眺めていた。
白く滑らかな肌に触れて、ただ感じていた。
翔くんを…

「潤…」

嬉しい…
その声で俺を呼んでくれて嬉しい…
自然と笑みが漏れてくる。
そんな俺の顔を、また翔くんは手のひらで包んでくれて。
一緒に笑いあった。


翔くん…



好きだ…





離れたく…ない…

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