第4章 ヴェニット
ちゅっとキスすると二人は見つめ合った。
俺もニノと智の頬にキスをした。
「俺も…気持よかった…ごめんね?一人で二回もイって」
ぶっと智が噴き出した。
「雅紀はもう…凄いんだから…」
「え?そうなの…?」
「ゼツリンだよ…この人…」
「えー俺、体力ないから無理」
「ニノぉっ…」
情けない顔してたのか、俺の顔見て二人は笑い出した。
「今日はもう、おしまいね…?」
「え…?」
「だって…ニノ初めてだったんだから…ね?」
「俺、大丈夫…」
「だめだよ…和也…痛くなるんだから…」
智、経験者だからね。
「焦る必要はないよ…だって…」
「え…?」
「俺たち、これからもずっと…一緒だからね?」
「そうだよ…和也。俺たち…ずっと一緒にいるんだから」
「大野さん…相葉さん…」
ニノは俺達の顔を見て、泣き笑いした。
「ありがとう…嬉しい…」
ニノのお腹の上で混ざり合った俺たち。
智はそれを指で弄んでる。
「くすぐったい…大野さん…」
「んふ…だって…俺たち混ざってるよ…」
「凄いね…」
俺もそこに指を這わせた。
ヌルヌルと俺たちを混ぜあわせると、なんだか不思議な気持ちになった。