第1章 ミントscene2
当然ながら、俺は反応してないわけで…
「翔くん。俺のこと勃たせることができたら、雅紀んとこ行ってもいいよ」
「へ?へ!?」
「オラ、早くしろよ」
翔くんに跨りながら、パンツ一丁で見下ろしてる俺、変態…
なんだかぞくぞくする。普段、あんなにしっかりしてるのに、俺の下で怯えた目で俺を見上げてる…
「へへへへへ…」
「な、なんだよ!?」
翔くんの白い手を掴んで、俺に触れさせた。
「ほら、これ。なんとかしろよ」
「やだよ…やめてよ…」
そのとき和也の切羽詰まった声が聞こえた。
「相葉さんっ…」
驚いて目を向けると、和也が服をひん剥かれてた。
「いいだろ!?俺たち付き合うんだろ!?」
雅紀はもうパンツ一丁になってる。
無理やり和也の服を脱がせているんだ。
あんにゃろ…
俺は翔くんの腕を掴んでソファから降りた。
「さ、智くん…ちょっ…」
そのまま雅紀に近づくと、無理やり唇を奪った。
「ふごっ!?」
奪いながら、和也を翔くんの方に突き飛ばした。
もうだめ。
交代。
雅紀は俺がなんとかする。
手でシッシって和也と翔くんを追払って、俺は雅紀に覆いかぶさった。
「やっ…おーちゃんやめてっ…」
「いいだろ…お前、こういう無理矢理なの好きだろ?」