第1章 ミントscene2
「和也」
「え?」
「俺、協力してるだけだからな」
そう言うと、翔くんの服を脱がせた。
「えっ…ちょっなに!?」
「うるせえ!動くな!」
「そ、そんなっ…やめてっ…」
暴れる翔くんを押さえつけながら、服を脱がせていく。
パンツ一丁になったとこで、雅紀をちらっとみたら、もう泣きそうになってる。
「翔くん、凄いね…たったこれだけなのに、なに勃ててるの?」
「ち、ちがう…さっき中途半端だったから…」
「ふーん…そっか。雅紀にいれたまんまなんだ…ここ」
そわっと触ると、翔くんの身体がびくっとソファの上で跳ねた。
「やめてよっ…智くんっ…!」
「おっ立てといて何いってんだよ…」
自分も服を脱ぎながら、翔くんの動きを制する。
ちらりと見た雅紀はぎゅっと唇を噛みしめて翔くんを見てる。
「和也、雅紀脱がせろよ」
和也は即座に反応して、雅紀の服に手を掛けた。
「ちょ…な、なに!?」
「俺と付き合うんでしょ?じゃあいいじゃん」
今日の和也は強気だ…
でもあんまり気分のいい光景じゃないから、あんまりみないように翔くんに視線を戻した。
お互いパンツ一丁になって、とんでもない体勢。
ゴクリと翔くんがつばを飲み込んだ。