第4章 ヴェニット
「ニノ…」
キスする顔を見ながら、ニノのジーパンのボタンを外す。
「ん…相葉さ…」
俺を呼ぶ声は智の唇で塞がれる。
ジーパンのファスナーをゆっくりと下ろすけど、ニノの手はぎゅっと智のジャケットを掴んだままだ。
いいの…?
ずるりとジーパンを下ろす。
真っ白な肌が現れる。
その腰骨に、思わず吸い付くとニノの身体はびくりと震えた。
そのままジーパンを下ろしながら、どんどんキスを下げていく。
窮屈にしてたそれが外気にさらされると、やっとニノの手が伸びてきて、恥ずかしそうに隠した。
その手の甲にキスすると、ゆっくりとどけてその中心にキスをした。
「あっ…」
甘い声…
智の手が、ニノのシャツをたくし上げた。
胸の飾りが現れると、智は後ろからそれをつまんだ。
「あっ…だめっ…」
「だめじゃないでしょ…?凄く気持ちいいんでしょ?」
智…なんかいつもと違う…
なんか、男って感じがする。
「和也…だってアソコ、凄いことになってるよ…?自分で見てご覧…?」
「いや…大野さん…いじわる…」
身をよじって智の胸にニノは顔を埋めた。
もうさ、これって…
これってさ…
OKってことだよね?
俺、もうガマンしないよ?