• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット


「ねえ…なんなの…?」

ニノの声に振り向く。
なんだか俺たちを見ている。

「ん?何が?」
「なんか最近、くっつきすぎじゃない?」

そう言われて、俺と智は目を合わせた。
意識してないつもりだったけど…出てたかな?

「そーかあ?ニノ気にし過ぎじゃない?」

翔ちゃんが笑ってフォローを入れてくれる。

「お前なにこの前から不機嫌なんだよ…」

松潤も話に参加してくる。

「別に…不機嫌とかじゃないけどさ…」

口を尖らせて、それでも俺達から目を離さない。

「だって最近特別仲良くない?この二人!」
「え?そお?前からじゃんね?」
「んー。前からじゃん」
「そうじゃなくて…」

ニノはいらいらしてきてる。

「なんか…雰囲気が違う…」

ドキっ…ニノ鋭い。
智がきゅっと緊張したのがわかった。

「な、何いってんのにのちゃん…こっちおいで?」

俺は自分の膝を指し示すと、ニノは素直に座りに来た。
そのまま向かい合わせで俺の膝に座ると、俺と智の顔を交互に見た。

「な、なんだよ…」
「怪しい…」
「へっ?」

智がひっくり返った声を出した。
楽屋は爆笑に包まれた。

「ちょっと…なによそれ…」

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp