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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット


「凄いよ…なにこれ…」

汗が止らない…気持ち良すぎて、またなんにも考えられなくなってきた…

「あ…雅紀…まさきぃっ…」

俺の首に腕を絡ませて、涙を流しながらおーちゃんは耐えている。
もうちょっと…もうちょっとだから…

「んっ…智っ…」

名前を呼ぶと、潤んだ目で俺を見上げた。

「雅紀…」

その瞬間、ぐいっとおーちゃんのなかに全部挿れた。

「くっ…ああ…智…全部入ったよ…?」
「ほんと…?」
「うん…凄く…気持ちいい…やばい…」
「…嬉しい…」

目を閉じて喜びを噛み締めてる顔を見てたら、またイッちゃいそうになった。
ああ…愛おしい…
俺のために、こんなに我慢してくれるなんて…

「智…?」

目を開けると、まっすぐに俺を見つめてくれる。

「ありがとうね…」
「雅紀…」

ふたりでふふっと笑って、しばらくそのまま抱き合った。
おーちゃんの手が、トントンと俺の背中を叩くから顔をあげたら、おーちゃんはにっこり笑った。

「動いて…?苦しいでしょ?」

俺の額の汗を拭ってくれながら、そんな健気なことを言う。

「うん…じゃあ、ゆっくりするからね…?」

そろそろと腰を引いて、ゆっくりと戻す。
おーちゃんは俺の腕をギュッと握って、俺の顔を見てた。

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