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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット


「俺もうのぼせそう…」

おーちゃんがそう言うから顔をみたら、真っ赤になってた。

「じゃああがろっか…」
「相葉ちゃんはもうちょっと入ってなよ」
「いいよ。一緒にあがろう?」

前を隠しながらおーちゃんの手を引いて浴室を出ると、バスタオルでおーちゃんの身体を拭いた。

「手…どけて…?」

まだ前を隠してる手をどけて、そっとそこを拭いた。

「俺も…拭いてあげる」

おーちゃんもバスタオルを手にとって、俺の身体を拭いてくれた。

「相葉ちゃんも、手どけてよ…」

少し笑いながらそう言うから、仕方なく手を外した。
そっと触れられるそこは、敏感になってて。

「あ…」

すいません…むくむくしちゃいました。

「堪え性のないムスコでごめん…」

そういうとおーちゃんは爆笑してくれた。

全身拭き終わると、バスローブを羽織ってリビングに行った。
その時も自然と手を繋いでいた。
おーちゃんの手、熱い。
冷蔵庫から水を取り出して渡すと、にっこり微笑んで俺を見る。
なんか不思議な気分だった。
おーちゃんがバスローブ着て、俺の家に居るなんて…
二人で一本の水を飲むと、無言になった。
おーちゃんと自然に目が合って、腕を広げると、飛び込んできてくれて。
そのまま抱っこして、寝室へ入った。

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