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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット


浴室の前で服を脱がせ合う。
こんなこと、女の子としかやったことない。
男同士だけど、こんなに緊張することはなかった。

「あ…ちょっと恥ずかしい…」

そんなこと言って、前を隠すから俺も慌てて前を隠した。
直視できねえ…

風呂に入って浴槽にお湯をためながら、シャワーで身体を流す。
頭から全身洗いっこし終わる頃には、お湯がたまってた。

「入ろっか…」

そう言って立ちあがった瞬間、おーちゃんが目に手を当てた。

「ひゃっ…」
「えっ…」

慌ててタオルで前を隠した。

「ご…ごめん…」
「い、いや…えっと…大丈夫…」

目を逸らしながら、二人で浴槽に浸かった。
ふぅーと息を吐き出すと、おーちゃんはチラと俺を見た。

「ん?」
「相葉ちゃんの…おっきいね」
「えっ…」

真っ赤になって思わずまた、浴槽の中でも前を隠してしまう。

「な、何言ってんだよ…!」
「前から思ってたんだけどね…ふふ…」

コンサートなんかでは一緒にシャワーすることもあるから、お互いのなんて見慣れてるはずなんだけど…
やっぱり今は雰囲気が違うから…

「おーちゃんだって…一番おっきいんじゃないの…?」
「一番は和也でしょ…」
「だよね…」

あいつ、顔に似合わず、ビッグマグナムだからな…

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