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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット


「おーちゃん…」
「ごめん…ヘンなこと言って…」
「ううん…ありがとう…おーちゃん…」

俺は立ち上がると、おーちゃんの隣に座った。
ずっと顔を上げないから、ひょいと持ち上げて俺の膝に座らせた。

「じゃあ…確かめてみて、いい…?」

クッションを抱えたまま顔が見えないけど、おーちゃんが緊張したのがわかった。
そっと身体に腕を回すと、少しおーちゃんは身じろぎした。
顔をみたら、真っ赤な顔してクッションを放り投げた。

「相葉ちゃんっ…」

ぎゅっと俺に抱きついてきて、俺の胸に顔を埋めた。
ど、どうしよう…
すっげーさっきよりいい匂いする…
ムスコ!まだだ!鎮まれ!

「痛く…しないでね…?」
「は、はいっ…」

か、可愛すぎる…
鼻血でそう…

「おーちゃん…」

そっと唇を近づけると、おーちゃんは目を閉じた。
その顔も、可愛すぎてめまいがしそうだった。
ちゅっと唇にキスすると、おーちゃんをお姫様抱っこした。

「わっ…」
「お風呂はいろっか…いっしょに…」

おーちゃんは俺の首に腕を回してぎゅっと掴まった。
そして、可憐に頷いた。

「洗ってあげる…」

いや、俺…もう…出ちゃうよ…そんなこと言われたら…

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