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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第1章 ミントscene2


「さ、智くん…なにすんだよ!」

俺は上にいくボタンをぽちんと押して知らん顔した。

「ほ、ほら…ニノ、リーダーも浮気してんじゃん!」

ちらっと和也の顔を見たら、「わかってるよ」って頷いてくれた。
良かった…通じた。

「いいだろ…俺がキモチイイことしてやろうか…」

小さい声で翔くんに囁いたら、ぞわぞわっと翔くんが震えた。。

「ややややややめ…」

翔くんが挙動不審になってる間にエレベーターが来た。
そのまま4人で上に上がる。
その間も雅紀は頑固に、和也を離さない。

だんだん怒りが蓄積されていく。

あのなあ…それ、俺のなの。
お前が抱きしめる権利ないの。
いくら雅紀だからといって、な。
許さねえ…

じっと和也を見つめたら、潤んだ目で俺を見つめ返す。
でも、今無理やり奪い返すなって言わんばかりだし…
ここは和也に任せるしかない。

愛してる

俺はお前だけ居ればいいんだ

上階について、翔くんが降りていく。
ついて行って、部屋に上がり込む。

「おじゃまします」

リビングに通されて、とりあえずソファに座った。
雅紀は和也を拘束したまま一人がけのソファに座った。
膝に和也を載せてる。
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