第3章 チェリー・ポップ
「あ…やだ…まって…お風呂入りたい…」
服を脱がそうとする智くんの手を止めて、ニノが言う。
「あ…そっか。もうお湯たまってるから…入ろうか…」
智くんはまた悪い顔をして俺を見上げた。
「3人で」
「えっ…」
「いいだろ…?お前のこと、二人で洗ってやるよ…」
そう言いながらニノの耳に舌を入れてる。
や、やらしい…
「んっ…あ…やだよ…恥ずかしい…」
「俺はお前の恥ずかしいところ…昨日、散々見たけど?」
「やだ…」
抵抗するニノはでも、力が本当に入らないみたくて。
「翔くん、行こうよ」
悪い顔をする人には逆らえなくて、二人でニノを抱えて風呂に向かった。
嫌がるニノの服を脱がせると、智くんがニノを抱きしめた。
「ほら…翔くんが脱ぐの見てようね?」
脱げってことね…わかったよ…
覚悟を決めて、すべて服を脱いだ。
それを見た智くんは、俺にニノを預けて、自分も全部服を抜いだ。
そのまま3人で風呂に入る。
シャワーで軽くニノの身体を洗い流したら、浴槽にニノを抱えながら浸かる。
「あんまり温めないほうがいいかな…」
そう言いながら智くんは身体を洗い始めた。
俺は呆然とニノを抱えながら、湯に浸かっていた。