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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第3章 チェリー・ポップ


「脱いで…」
「え…?」
「全部…脱いで…?」

もっと熱を感じたくて…
もっと素肌を合わせたくて…

身体を起こすと、俺は自分でパジャマを脱ぎ始めた。
しばらく見守ってた大野さんも、自分の服を脱ぎ始めた。
シャツを脱ぎ捨てた胸の尖りに吸い付く。

「んっ…あ…かず…」

優しく名前を呼ぶ声に、疼く。
お互いの身体にキスしながら全て脱ぎ去ると、大野さんは俺の顔をじっと見た。

「いいの…?」
「なにが…」
「抱くよ…?俺…」
「いい…よ…?」

ふわり、抱きしめられたかと思うと、大野さんは俺の体中にキスしてくれた。
唇から伝わる熱が、どんどん身体の中に溜まっていく。

「ああ…大野さん…もっと…」
「ん…気持ちいいの…?」
「うん…とっても…」
「かず…」

身体を滑る手が、唇が、髪が…
大野さんの全てが愛おしい。

…愛おしい…

こんな俺を抱いてくれて…
こんな俺を癒やしてくれて…

嬉しい…

「大野さん…」
「ん…?」

お腹に唇を這わせていた大野さんは起き上がって俺の顔を覗き込んでくれた。
頬を包んで引き寄せると、唇を重ねた。

「大野さん…好き…」
「かず…」

伝えたかった…
愛おしいよって…

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