第1章 ミントscene2
「翔くん俺のこと振った癖に!?」
潤が叫んだ。
同時に翔くんが後ろにひっくり返った。
「あん時、男に興味ないって言ったよね!?俺に」
「うそっ…翔ちゃん!?どういうこと!?」
「じゅ、潤!黙れっ!」
「酷いっ…俺にチンコ勃たねえなら、そう言えよ…」
「そ、そ、お、おまえ…」
「翔ちゃん、どういうことなの!?男に興味ないなら、何で俺のこと犯したの!?」
「おっ…おまえもおおおお!」
「「「犯したあ!?」」」
俺と和也もソファにひっくり返った。
「そうだよ…俺、俺だってゲイじゃないのに…翔ちゃんに開発されて…」
雅紀が涙目になってしゃがみこんだ。
「最近やっと…翔ちゃんのこと好きだって…酷い…」
「雅紀…」
翔くんが雅紀に手をかけようとした。
瞬時に雅紀は身を躱した。
「翔ちゃん…酷い…俺のことからかってたんでしょ…」
「ち、違うって…」
「俺が翔ちゃんを好きになるの見て、笑ってたんでしょ!?」
「雅紀、落ち着けよ…!」
雅紀が泣きながらこっちへ歩いてきて、和也に抱きついた。
「へっ!?」
「ニノぉ~…俺、弄ばれたぁ…」
「相葉さん…」
「ちょ。お前なに抱きついてんだよ…!」
「ま、待って!智…相葉さん可哀想だよ…」
和也が俺の腕を払った。