第3章 ようこそいらっしゃいました
『え? ここ・・・は・・・?』
「なんだ!コイツは!!」
え?なに?
そこに立っているのは、黒いスーツに身を包んだ大きな傷の顔の男。
周りには、なぜか焦った様子の男達。
何故かベルトに雁字搦めの私の体。
ゴッ!!
左頬に鈍い痛みが走る。
『っ!?』
いきなり蹴られた私。
意味がわからない。
「なんだ!コイツは!!アイツはどこだ!?」
アイツって、誰?
ここは、どこ?
「どうやって逃げたんだ!!シエル・ファントムファイヴゥゥゥゥ!!」
怒り心頭といったところだろうか?
だからといって、私のことを蹴るのは、ちょっと・・・
「ようこそいらっしゃいました。お待ちしておりました。」