第2章 Unhappy birthday 祝福のない誕生日
また、雨・・・・・・
私の誕生日の前の1週間は必ず大雨だ。
私は深い深い森の中、
布にくるまって立っていた。
そして、人間に保護された。
親は妖精だったらしい。
ある、文献によると、私も妖精とゆうことになる。
【人ならざるもの】
錆色の髪を持ち、黄緑に光る瞳を持つ者。
すなわち妖精。
遥か昔、人間は神の下に。
神を恐れ、敬い、慕っていた。
彼らは違った。
神からの施しは一切受けず、
けれど神から信頼されていた。
人間は彼らを忌み嫌った。
なにもせずとも神から愛を授けられていた。
妬みだったのであろう。
理由はそれだけではなかった。
彼らは・・・・・・