第5章 青いバラの花言葉【カラ松】
詳しく聞くと自転車との接触事故で転んだ拍子に手をついたら激痛が走り、そのまま倒れて頭も軽くぶつけたらしく一応検査入院となった。
骨折もそんなに深刻なものではなく数ヶ月もすれば元通りの生活に戻れると主治医が言っていたらしい。
検査入院の間、毎日のように◯◯の元へお見舞いに行った。
付き合う事になったとはいえ、まだ知り合って間もないままだったから入院中はお互いを知る良い機会にもなった。
そして1週間後。◯◯が退院する日。
俺はまた青いバラの花束を持って病院へ迎えに行った。
このバラを選んだのはトレードマークの青だからではない。
青いバラは作るのが不可能とされていたがそれが可能になった事から、花言葉は奇跡と言われている。
俺が◯◯と付き合えた事が奇跡だったように、これからも◯◯の為に俺が奇跡を起こそう。
そして‥これ以上ない愛を◯◯に捧げよう。
101本のバラと共に。