第5章 青いバラの花言葉【カラ松】
帰り道、俺と◯◯は夜道を歩いていた。
◯◯「すっかりご馳走になっちゃってごめんね?」
カラ松「いや、良いんだ。レディをこんな遅くまで付き合わせてしまったからな!」
刻一刻と別れの時が近づいていく‥
このまま何もなく終わってしまうのは惜しいと思うがどうしたら良いものか‥。そう思っていた時、口を開いたのは◯◯からだった。
◯◯「そうだ!今度今日のお礼も兼ねてどこか遊びに行かない?」
カラ松「‥え?」
◯◯「なんかお礼しなきゃ気が済まないし、もっと仲良くなれたらなーと思ってさ!」
まさか◯◯の方からデートのお誘いが来るとは‥!
カラ松「せっかくレディからのデートのお誘いを断る訳にはいかないな!日時は◯◯が決めてくれて構わない。また明日にでもスタバァに顔を出しに行くからその時に教えてくれ。」
◯◯「オッケー!明日は1日いるからいつでも来て!あ、私の家ここら辺だからもう大丈夫だよ!送ってくれてありがとう!」
カラ松「良いんだ、こんな夜中に女性が一人で歩くのは危ないからな。ではおやすみ、◯◯。また明日会おう!」
◯◯「また明日ね!おやすみー!」
そう言って彼女は手を振りながら帰っていった。
俺は◯◯の背中が見えなくなるまでその場から動かずに見送っていた。
カラ松「また、会えるのか‥。」
ほんの少し冷たい夜風が心地よく感じた。
カラ松「よっしゃあぁぁ!!!!」