第5章 青いバラの花言葉【カラ松】
自己紹介を終えた後は皆を交えながら話をしていた。
◯◯「六つ子で顔はそっくりだけど2人の雰囲気全然違うねー!トッティは可愛らしいのにカラ松くんはお兄さんって感じ!」
俺をこんな風に褒めてくれる人が今までいただろうか‥
カラ松「ふっ‥兄貴には敵わないが、俺も兄さんだからな!」
トド松「いや、一松兄さんによくやられてんじゃん!カラ松兄さん、◯◯さんの前だからって話盛らないー!」
カラ松「なっ‥!お前はそう言う事を言うんじゃない!」
◯◯「本当仲良しなんだねー!」
カラ、トド「「仲良しじゃない!!」」
友達「さすが六つ子!」
そんな他愛のない話をし始めて1時間ほどが経つと、トド松は席替えをしようと提案し、隣には◯◯さんが来た。
俺に気を使ってくれているのだろう‥、本当に気の利く弟だ。
そしてトド松は◯◯さんの友達と楽しそうに会話をしていた。
トド松「そのネイル可愛いねー!女子力高いよっ!」
「トド松くん、ありがとう!そう言ってくれる男の子って珍しい!マメな人なんだね!」
俺はと言うと緊張しているせいか酒を飲むペースが明らかに早くなってしまい、気がつけばかなり酔っ払っていてふっと意識が遠のいていく感じがした。
◯◯「‥ねぇ!カラ松くん大丈夫?」
今にも眠りについてしまいそうな俺を心配そうに見つめる姿にハッとした。その時ふと隣を見るとトド松と◯◯さんの友達の姿がなくなっていた。
カラ松「ああぁっ!!!だっ、大丈夫!そういえば‥トド松達はどこかに行ったのか?」
◯◯「あぁ、何か2人でどっか行っちゃったみたいー。凄く良い雰囲気だったし良いかなーと思って!」
ふふっと笑みを浮かべながら頬杖を付いて話をしてくれる彼女は本当に素敵だった。
ん‥?て事は今◯◯さんと二人きりという事か?