第4章 路地裏の花【一松】
俺の言葉に驚いた◯◯はその表情はすぐに崩れて目には涙を溜め込んでいた。
◯◯「‥迷惑だったよね!ごめん。」
ポロポロと涙を零した◯◯を見たら、俺の中でまとわりついていた釣り合わないとかニートだからとかそういうのが全部どうでも良くなって、この場を逃げようとしているであろう◯◯を壁に追いやって左手を壁についていた。
一松「‥あんたさ、なんなの?」
◯◯「なんなのって言われても‥」
いわゆる壁ドンという状況だろうか。◯◯の顔が目の前にあってすげぇドキドキする。
壁に追いやられた◯◯は涙を零しながら俺の事をじっと見つめていた。
一松「そういうの、男が言うもんじゃないの?」