第4章 路地裏の花【一松】
それから2ヶ月位が経った。
俺は暇っつうか日課で毎日ここに来ているけど◯◯は仕事があるって言ってたから来るのは週末だけ。
最初はなんで見ず知らずの男にこんな話してくるんだろうとか思ってたけど、こいつの色んな話を聞いていくうちに段々一緒にいる事が楽しくて、もっとこいつの事が知りたいと思ったから色々聞いてみた。
◯◯は事務の会社員で俺の2つ年上らしい。
家族は田舎にいて、自分はこの近くで一人暮らしをしていて猫も飼っている。
知れば知るほど興味が湧いた。
気がつけば
俺は◯◯の事を好きになっていた。