第1章 窓際の君【トド松】
流石にずっと見つめていたら変な人とか気持ち悪いとか思われるだろうからバレない程度にチラッと彼女を見た。
身長は小さめ、綺麗系というか可愛い系で明るめの茶色い髪を一つに束ねている。
彼女の片手にはスマホ。誰かと連絡取っているのだろうか、頻繁に文字を打っている。
‥待ち合わせかな?
彼女が気になって仕方なかった。
彼女はカフェラテを飲み終え、暫くしてからカップを片付けて帰ってしまった。
でもバイト中だし勝手に出て行って彼女を追いかけたりしたら店長に怒られるから僕は諦めた。
きっと‥また会えると信じて。