第7章 夏合宿〜2日目〜
菜城先輩の言ってることに
まだ疑問をもってる私がいた。
「もう…
相変わらず鈍感だね
真紀ちゃんは…」
まったく…といった顔をした
菜城先輩の顔がさらに近くなる。
「なっ…菜城先輩!?
ちっ…ちか…近いです!」
温泉のせいなのか
やたら顔があつい…
「だから
こういうこと!」
そういった瞬間に
菜城先輩の顔がだんだん近づいてくる。
そして
頬にあつく柔らかいものを感じる。
しばらく
何をされているのか状況をよむのに
少し時間がかかった。
「なっ…菜城先輩!
何してる…」
「それ以上
大きな声だしたら
次は口にしちゃおっかな?」
いつもの菜城先輩のニヤニヤ顔が
またまた近づいてくる。
「分かりました!
分かりましたから
これ以上は…!」
私は
聞き取れるか分からないくらいの声で
菜城先輩に訴えた。