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君と空

第1章 入学式


校門をぬけるとすぐに校舎がみえる。
見慣れない校舎に少し、ワクワクした。
「真紀が楽しそう」
「だって高校生だよ!青春したいなぁ〜」
「なになに?好きな人でもいるの?」
青春、という言葉にくいついてきた。
「い…いるよ!」
「真紀にいるんだね!ビックリした」
「失礼な!私だって好きな人ぐらいいます〜」
少しむきになってしまった。
「ねぇ、誰?」
「優には教えません!」
「え〜」
(私の隣にいるけどね…)
そんな、何気ない会話をしているとチャイムがなった。
入学式がはじまる合図だ。
私と優は急いで、教室に向かった。


今日の予定は入学式のみですぐに帰れるようだ。
優と私は同じクラス♪
席は私の斜め前だった。
嬉しくて、ついつい顔がニヤけてしまう。
先生が挨拶を終えると、みんな移動しはじめた。
入学式がある体育館に移動するようだ。
私も席を立ち、移動しようとすると、1人の女の子が話しかけてきた。
「お…おはよっ!」
「おはよう…!」
急に話しかけられたのでビックリしたが、挨拶を返すことができた。
「あ…あの、そのストラップ…」
彼女は私がバックにつけていたウサギのキーホルダーを指さした。
「これ、可愛いよね!」
私が明るく言うと…
「うん!私、そのキャラクター好きなんだ。」
どうやら、キーホルダーをみて話しかけてくれたようだ。
「私も好き!私、泉 真紀! 真紀って呼んで!」
「私は…夢野 奏」
「奏ちゃん!これからよろしくね!」
「うんっ!よろしく真紀ちゃん!」
(やった!初日から友達ゲット!楽しくなりそうだ!)
奏ちゃんと仲良くなり、高校デビューは順調です!
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