第2章 バスケ部
「3試合目では、
優と仮真くんと……」
3人を指名した。
すると、3人のうちの1人が口にした。
「マネージャー!
俺、無理
足くじいたみたい…」
足をみると、結構はれていた。
「大丈夫!?
えっと…
どうしよう…
試合にでるにはあと1人いるんだけど…
他の人達は、さっきでたばっかりで
体力消耗がすごいから…
じゃあ…誰がでれば…」
いきなりの事で、
少し焦った。
「じゃあ
真紀がでればいいんじゃない?」
軽く優がいった。
「えっ!?
私が?」
「バスケ部だったんだし、
真紀うまいし
いんじゃない?」
ビックリしたし、
他にも手はあるはずだ…
だけど、他の1年生の事を考えると
私がでるのが1番いい。
私は決心した。
「わっ…分かった…
やってみるよ…
よろしくねっ!仮真くん!」
仮真くんはこくりと頷いた。
試合開始!
「なになに!?
まきちゃんがでてるじゃん♪」
「いいのか?深夜…」
月弥先輩が、たずねていた。
「いいんじゃないか
それが、泉のだした考えだ
しかも、泉の実力もみてみたかったしな」
どうやら、大丈夫のようだ。
「いくよ真紀
まずは挨拶がわりに1本きめにいくぞ」
「はいっ!」
優と仮真くんのコンビネーションは抜群で、
優が言っていたように
仮真くんは、ホントにうまかった。
パスも完璧、
シュートもはずさない、
判断力はずば抜けていた。
優と私は攻めて、
仮真くんは私達のサポートをしっかり
してくれる。
仮真くんのおかげか、
4点リードして、
みごとに勝てた。
「優も仮真くんもすごい!
さすがだね!」
「いやいや真紀の方がすごかった」
「ホント、泉さんやるね」
優のあとに付け足すように
仮真くんかいった。
「えっ!?
私?」
動揺を隠せない。
「まきちゃんやるね♪
ホントにマネージャーでいいのかな?
もったいないよ
その才能」
菜城先輩が近寄ってきた。
相変わらず近い…