第76章 ヒソップ
ビショビショの身体を拭いていると、すごく申し訳なさそうにしてる。
「大丈夫?」
「…ん…ごめん…」
もぞもぞしてるからどうしたのかと思ったら、ケツがなんか気になるみたくて。
「もしかして、痛い?切れた?」
「やっ…あの、その…」
恥ずかしそうに身を捩ると、ティッシュに手を伸ばした。
「でて…くるの…その…」
「あっ…」
俺ってば、思いっきり中出しした!
「ごごごごめんっ…」
慌ててティッシュの箱ごと取ると、足を開いた。
「ちょっ…翔っ…」
「拭くから!」
「は、恥ずかしいからっ…」
ガバっと起き上がると俺に抱きついてきた。
「じ、自分で…やるから…」
「あ、ああ…ごめん…」
ちょっとの間ひとりにしてくれって言うから、寝室を出た。
その間に新しいパジャマを引っ張り出してきて、自分も服を着た。
冷たい飲み物を用意すると、手持ち無沙汰になった。
気になって、スマホで中で出した場合どうなるのか調べてみたら…
「ぬあっ…」
掻き出さないと大変なことになる…!
「大野さんっ…智っ…智っ…」
「わっ…わあぁっ…」
寝室にノーノックで駆け込んだ。
「ごめんっ…中、掻き出さないといけないんだって!」