第74章 えろかわちゃんとねっけつくん
中学の時に出会って9年…
まさか、男友達とこんな関係になるとは思わなかった。
それもさ…こんなに男っぽい潤と翔…
今じゃあんなことやこんなことまで…むふふ…
でもさ、その御蔭で俺と翔の進む道が決まったんだよね。
潤がカフェ経営してるから、そこから俺たちはない頭を振り絞って、将来3人で働ける環境を整えるべく、会社を起した。
世界の飲食物を提供する、飲食店を経営する。
そしてそれに伴う輸出入の事業なんかも将来的には手がける会社を作る…
なあんて、漠然としてるんだけどさ。
要は珍しいカフェバーを作りたいってことね。
大学在学中の起業って、今じゃ珍しい話じゃない。
資本金が1円あれば会社起こせるしね。
今はまだ、俺も翔も大学生だから、本格始動は来年から。
登記上は会社の体は取ってんだけど、さながら準備室ってとこかな…現段階では。
学業を疎かにしてはいけないという親たちの意見に従い、きちんと必要単位を全部取ってから本格始動することになってる。
でも、サークル活動なんかも将来的な横のつながりを作るためには必要で。
俺も翔も最近、そっち関係で精力的に活動してる。
だからなかなか事務所に来れないんだよね。
潤には寂しい思いさせちゃってるけど…
でも、それもまた…愛を育てちゃう大事な時間なんだよねっ